この記事を読んでいるあなたは、会社員、もしくはフリーランスでしょうか?意外に思われるかもしれませんが、私はかつては会社員を続けるつもりで、フリーランスになる気は全くありませんでした。

しかし、私がフリーランスに転身した背景には、会社が突然地方から撤退する出来事がありました。そのため、すぐに別の就職先を見つけることができませんでした。

1番の課題となったのは保育園の問題でした。地域によるかもしれませんが、就職活動中は保育園に子供を預けることができないという事実に驚きました。1歳と2歳の息子がいる私にとって、面接に出るのは難しく、この状況には非常に焦りを感じました。Web制作会社が少ない地域に住んでいることと、当時リモートワークが普及していなかったこともあり、フリーランスとしての働き方を選択しました。

フリーランスに関心がない方でも、私のような事態になる可能性がありますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

フリーランスになる流れ

2019年11月に私の勤め先がなくなり、2020年の1月にフリーランスへと転身しました。それまでの私は、10年以上もの間、会社員として働いてきました。しかし、長く会社員をしていても、スキルだけで生計を立てられるかというと、そう簡単ではありません。

そんな私がフリーランスとしてやっていけている理由、それは3つのポイントに集約されます。

3つのポイント

1.全体的な業務経験
以前、勤めていた会社は、受注から納品までほとんど1人で担当させるタイプの会社でした。そこで仮想的なフリーランスとしての経験が積めました。対エンドユーザーの商売をするなら、そこまで苦戦することはありませんでした。

2.副業の経験
会社のやり方だとガラパゴス化してしまう可能性が高いので、会社の枠にとらわれず、自分での受注、納品、経理などの経験を副業を通して身につけることができました。やはりクライアントの課題や予算感、どういったことが好かれて何が嫌われるのかを経験できたのもよかったです。

3.広範な交流
界内外での交流を継続してきました。多くのイベントやオフ会に参加するだけでなく、自らも主催した経験もあります。交流というよりは多くの人と遊びました。企画やイベントやオフ会に参加するだけでなく、mixiで自分が主催をする側でした。

主催は良いですよ!自分は何者であるかを全員に伝えられる時間が取れるので。10年以上前の話ですが、そこで繋がった方が大きい団体の偉いさんとなり、今もお仕事を一緒にさせてもらっています。どこで芽が出るかわからないので、ガッツリ宣伝や営業をするのではなく、繋がっておくことと、自分が何者かを伝えておくことが大切だと思います。

これらの要素のおかげで、私はフリーランスとして仕事を受け続けており、ポートフォリオ作成の時間さえ取れない日々を送っています。

会社員時代の私はフリーランスになる予定はありませんでしたが、万が一の場合に備えての行動や副業の経験が、フリーランスとしても役立っているのだと思います。フリーランスになることを予定していない方も、環境を整えておくことの重要性を感じていただければと思います。

今はリモートワークが浸透しているので、私の時代よりも副業で働くのは楽だと感じます。反省点として、ポートフォリオの作成やTwitter(X)の活用を早めにしておけば良かったと思います。

ただし、その場合はせきゆおう アカウントは存在しませんけどねw

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