山梨ADPとは

「AI浸透深化時代を見据えた高度デザイン人材プログラム」という名称で、製品やサービスの企画に関する実務経験がある社会人を対象に、ヒトを起点としたデザインアプローチによる新たなビジネスや商品の検討に向けて必要となる知識・ノウハウを、オンライン・オフラインを組み合わせて提供します。
    特に、対話型AI技術や生成AI技術の急激な発展の時代にあって、デザイナーがもつべきスキルや創造する付加価値について深く考え、議論する機会を設けます。

引用    「AI浸透深化時代を見据えた高度デザイン人材育成プログラム」受講生募集のご案内
https://www.yamanashi.ac.jp/44621 

と書かれてありますが、実務で実際にUXデザインを用いていて実務で積み上げてきたものを体系的に学び直したい方はもちろん、これからUXを重要視する会社方針になり学びに来られた方もおり、必ずしもUXデザインに精通している方々だけではありませんでした。

授業時間に対してかなり中身が濃密な時間です。人間中心設計・UXデザインに関してあまり知らないなという方は情報整理が大変な面もあると思いますが、作り手の立場としてどう作るのか、調査と評価が必要でそれがどのような位置付けなのかのように、ものづくり・ことづくりにおいての基礎的な部分から説明があるので初学者でも大丈夫です。参加されている方と、自分得た解釈など授業内容を話し合うことで深めることもできます。私の場合、社会人経験や実務経験がない中での参加だったので、実務をされているからこそ見える目線でのお話などを伺うことができて貴重なひとときを過ごしました。

私は一応大学時代にUXを専門として山梨ADPで講師をされております安藤昌也先生のもとで学んでおりました。そんな私目線から授業を見ると大学時代に学んだことも多々ありましたし、大学時代に学んだことの延長の内容でもあると感じました。なので人間中心設計・UXデザインを学生時代に学んでこなかったが学校に入らずとも学びたい、体系的に学びたいという方には、参加する価値がとてもあるかなと思います。ご参考までに。

最後に

授業の中でキーワードになるであろう言葉はいろいろありますが、色々なことを学んでいく中で、キーワードとして『願い』というワードと出会います。作り手の願い。皆さんはこれを聞いてどんなことをご想像されますか。作り手と使い手の関係性、方向性。それを議論し、考えること。そこで得られる気づき。このことに向き合った時間は、実りあるものでした。きっと受講者でそれぞれ受け取るものは違うと思います。ぜひ山梨ADPに参加されて、この自分だけの実りあるものを掴みに行ってみてください。受講の最初と最後では作り手としての意識、自身のあり方が変わっていることにきっと気付かされるはずです。